Blenderのバージョン:3.3.1
ショートカットが効かない場合の確認方法
設定してあるはずのショートカットが効かない場合は、以下の方法でショートカットの設定を確認します。

Edit→PreferencesからPreferecesを開きます。

左側のKeymapのメニューを開き、Key-Bindingを押して検索エリアに「ctrl alt u」と打ちました。そうすると先ほど上記で設定したPreferenceを開くショートカットが出てきましたが、チェックボックスにチェックが入っていないことが分かります。これはこのショートカットが現在無効になっていることを意味します。ショートカットを有効にしたい場合は、チェックを入れます。

一方で、「ctrl alt u」と検索しても図のように何も出てこない場合は、そもそもこのショートカットが割り当てられていません。もしくは、操作の手違いなどによりショートカットを削除してしまった可能性があります。次の任意のショートカットを追加する方法で再度追加することができます。
任意のショートカットを追加する方法
Blenderで操作のショートカットが割り当てられていない場合、自分で好きなショートカットを割り当てることができます。例えば、Preferencesを開くためにショートカットを割り当てる方法を下記に紹介します。

Edit→Preferencesを右クリックすると、ショートカットが割り当てられていない場合は「Assign Shortcut」と出るのでクリックします。

Press a keyと出るので、割り当てたいショートカットのキーを押します。今回は、Ctrl+Alt+UをこのPreferencesを開くためのショートカットとして割り当てることにします。

確認してみると、Preferencesのところの右側にCtrl Alt Uと表示されており、このショートカットが割り当てられていることがわかります。

試しに、Ctrl+Alt+Uを押したらPreferecesが開きました。このようにBlenderでの各ボタンの操作は同様の操作でボタンを右クリックした後にAssign Shortcutでショートカットを割り当てることができます。※pivotポイントの変更などこの方法でショートカットを割り当てることができないボタンもあります。

ショートカットを変更する場合は、同じボタンを右クリックしてChange Shortcutから変更できます。ショートカットを削除する場合はRemove Shortcutを押します。
Blenderでよく使うショートカット
移動のショートカットのG
移動させるときは対象を選択した後にGを押します。Gを押した後にマウスを動かし左クリックを押して確定します。GのあとにX,Y,Zのいずれかを押すと軸に沿って移動させることができます。また、GのあとにShift+Xを置くとYZ平面上での移動(X軸は固定)、GのあとにShift+Yと押すとXZ平面上での移動(Y軸は固定)、GのあとにShift+Zを押すとXY平面上での移動(Z軸固定)になります。

エディットモード内で頂点を選択して、G、Gと二回連続でGを押した場合は、その頂点はもともとあった辺に沿って移動させることができます。

同様に辺や面もエッジに沿って移動させることができます。
回転のショートカットのR
回転させるときは対象を選択した後にRを押します。Rを押した後にマウスを動かし左クリックを押して確定します。移動と同様に、RのあとにX,Y,Zを押すことでそれぞれの軸を中心に回転させることができます。

また、R,Rと連続で押した場合は、軸のないフリー回転のような自由な回転ができます。
拡大縮小のショートカットのS
拡大縮小するときは対象を選択した後にSを押します。Sを押した後にマウスを動かし左クリックを押して確定します。
Editモードで頂点、辺、面の選択を切り替えるショートカット1,2,3

Editモード内でテンキーではない方の数字の1,2,3を押すことでそれぞれ、頂点(Vertex)選択モード、辺(Edge)選択モード、面(Face)選択モードを切り替えられます。
面を貼るショートカットのF

まず面を貼りたい頂点を選択します。

面を貼りたいところの頂点を4つ選択し、Fを押すと面が張られます。
細分化(Subdivision)のショートカットのCtrl+1,Ctrl+2,Ctrl+3
細分化のショートカットはオブジェクトモードでCtrl+1、Ctrl+2、Ctrl+3を押すことで、それぞれ細分化レベル1、レベル2、レベル3のモディファイアを当てるショートカットになります。

オブジェクトモードでCtrl+3を押した場合の図です。右側のModifierのところに自動でSubdivisionのモディファイアが追加されます。Levels Viewportが3になっています。Ctrl+2を押すとレベルが2になります。
ループカットのショートカットのCtrl+R

エディットモードでCtrl+Rを押すと、ループカットのショートカットになります。

この黄色いラインが出た状態でマウスのホイールを前後に回すと、ループカットの本数を変更できます。左クリックを押してループカットの本数を確定します。

次にマウスを動かすとループカットを入れる位置を調整できます。

右クリックまたはEscを押すと、均等に等分された位置にループカットを入れることができます。
ピボットポイントを変更するショートカットの.(ピリオド)

ピボット(Pivot Point)の変更のショートカットは.(ピリオド)です。テンキーの方ではなく、キーボードの「る」の書いてある方の.(ピリオド)です。
同じ操作を繰り返すショートカットのShfit+R
同じ操作(効果)を重ねて繰り返しかけるショートカットはShift+Rです。例えばメッシュ全体に

エディットモード内でプレーンをショートカットキーのWを押して、その中のSubdivideを1回かけた状態です。

その直後に何もせずShift+Rを押すと、直前の操作のSubdivideが繰り返しかかります。

何度もShift+Rを押すことでこのようにSubdivideの処理を繰り返しかけることができます。